• 由緒 / History

          • 万治以前より、当字菴尾に福徳菴があり、真言…

          • 年間行事 / Event

          • 元旦初詣 一日から三日まで午前中参拝された…

          • 五色の幕

          • お寺にお参りすると五色の幕や五色の吹流しを…

          • お写経

          • これを読み、写経することは、昔から大般若経…

          • 眼横鼻直

          • この語ほど易しそうで難しい禅語は他にありま…

          • お盆のお話

          • 盆の由来は、お釈迦さまの十大弟子の一人であ…

          • 花まつり

          • 四月八日はお釈迦様が お生まれになった日です…

          • 彼岸

          • 毎年2回、春分の日、秋分の日を中心に前後3…

          • 一願寺とは

            臨済宗・妙心寺派 福巖寺は、和歌山県の熊野古道の近くに建立され、『安珍・清姫物語』の清姫の菩提寺でもあります。

          • 一願地蔵尊

          • 一願地蔵尊は、俗称からし地蔵と呼ばれている…

          • 清姫堂

          • 中辺路町真砂は、安珍と清姫物語のヒロイン清…

          • 薬師堂

          • 耳の病を持つ人々が完治を祈願し、全快した時…

          • 六地蔵尊

          • 六地蔵尊は六道の苦よりお救い下さる菩薩様で…

          • 水子供養

          • 当山では皆様方がやむにやまれぬ事情で中絶又…

          • 永代供養

          • 永代供養を・・・という希望は 年々増えてい…

          • 法華経塔

          • 当字(とうあざ)に落雷の災害が頻繁に起こり、…

          • 境内のご案内

            施設名をクリックすると、詳しい説明をご覧いただけます。

          • お守りについて

          • お守りをご入用の方はお気軽にお問い合わせく…

          • 清姫絵巻

          • 真砂荘司藤原左衛門之尉清重と清重が黒蛇から…

          • Gallery

          • ちょっと覗いてみませんか? 一願寺の春夏秋冬…

          • 地蔵霊場

          • 東海近畿地蔵霊場第二十七番札所・福巌寺 通…

          • 熊野曼荼羅十番

          • 古来より蟻の熊野詣と言われるほど盛んだった…

          • ABOUT U.S.

            臨済宗 妙心寺派
            雪峰山 福巖寺
            所在地:和歌山県田辺市中辺路町西谷575番地
            Tel : 0739-64-1045
            Fax: 0739-64-1053
            Mail : info@ichiganji.com

    • お問い合わせContact
          • お寺かふぇ

          • ご縁の会について

          • お寺かふぇでは

            お寺をもっと「身近で、楽しくて、温かい場所」にする
            お寺を舞台に「学びたい人」と「教えたい人」が、 つながるイベントを開催しています。

    • HOME

清姫堂・清姫の墓

【清姫堂・清姫物語】

中辺路町真砂は、安珍と清姫物語のヒロイン清姫の生誕地と言われています。
そこには「清姫堂」が建立されています。
五十年ぶりに建て替えられ、平成十三年四月二十三日に落慶法要が行われました。
当山は清姫一族の菩提寺です。
この度(平成二十一年四月二十三日)清姫堂を再建いたしました。

【安珍清姫物語】

真砂荘司藤原左衛門之尉清重と清重が黒蛇から助けた「白蛇の化身」の間に誕生した清姫。
清姫が十三才の年、熊野三山へ参拝の途中ここを宿としていた奥州(福島県)白河在萱根の里安兵衛の子安珍十六才、御互いひそかに惹かれ合っていた。
ある夜、安珍は蛇身の清姫の姿を偶然見てしまい、恐れをなした。それとは知らずに清姫は思いつめた末、遂に胸のうちを語った。突然の申し入れに、なんとかして逃れようと思い「自分は今熊野参拝の途中なので、帰りには必ず奥州へ一緒に連れて帰る。」とその場逃れの申しわけをして旅立った。
その真意を知らずに 安珍の帰りを指折り待ちわびる清姫。しかしあまりにも安珍の帰りが遅いので、旅人に尋ねると「その僧なら先程通っていかれた。」と聞いて、さては約束を破って別の道を行ったのだとあまりの悔しさに道に伏して泣き叫んだ。
やがて、気を取り直して汐見峠まで後を追い、杉の大木によじ登り(現在の捻木)はるかに望めば、すでに田辺の会津橋を渡り逃げる安珍を見て怒りに燃え狂い「生きてこの世でそえぬなら死して思いをとげん。」と、立ち帰り荘司ヶ渕に身を投げた。
その一念が怨霊となり、道成寺まで蛇身となって後を追い、鐘に隠れた安珍を七巻半して火炎を出し焼死させた。
時、延長六年八月二十三日。
里人達は、この渕を清姫渕と呼び、霊を慰めるため碑を建立し、供養を続けている。
鐘を七巻半したというのを一部では、奥州からの熊野参拝の日数が七十五日かかったからだと言う説もある。
清姫という女性は、たいへん情熱的な人だったようである。